令和5年度 とちぎの星 食味コンテスト


令和5年12月15日(金)栃木県JAビルで、「とちぎの星」の家庭内需要の拡大に向けた認知度及びブランド価値の向上、生産意欲の高揚等を目的に「令和5年度キラリと光る とちぎの星 食味コンテスト」本審査会・表彰式が開催されました。
県内の生産者から、41点の出品があり機械成分分析を実施し、上位10点が7人の審査員による本審査(食味審査)へと進み、大賞1点、金賞4点、銀賞5点が決定。

※1次審査(玄米の分析)、2次審査(精米による炊飯食味分析)を通過した10点の「とちぎの星」に対し、審査委員7名による官能審査「色ツヤ・香り・味・粘り・硬さ・総合評価(バランス)」を実施し、大賞1点、金賞4点、銀賞5点が選定されました!

「令和5年度キラリと光るとちぎの星 食味コンテスト」は、那須烏山市の菊地栄一さんが大賞に!

審査委員からは、「今年は、気温が日中で約35℃、夜間でも約30℃を超えるなど、稲にとっても大変な状況で、生産者の方々のご苦労があったと思います。高温で栽培が難しいこの様な状況の中でも、栃木県オリジナル品種「とちぎの星」は、高温にも強く、食味・品質共に良いお米だということが、今回の審査でよくわかりました」と講評を頂きました。「どの品も甘みや旨味が強く粒がしっかりしていて美味しい」「甲乙つけ難い」などのコメントがありました。
受賞した10点のとちぎの星は、プロモーション等で活用されます。

同じ条件で炊飯されたお米10点の官能審査「色ツヤ・香り・味・粘り・硬さ・総合評価(バランス)」の様子。

審査員手前から、澁谷梨絵さん(株式会社シブヤ代表取締役/五ツ星お米マイスター ごはんソムリエ)、柏木智帆さん(有限会社プリントリネア お米ライター/米・食味鑑定士 ごはんソムリエ)、渡邉仁さん(渡辺和哉商店 代表取締役/米・食味鑑定士 五ツ星お米マイスター)、関 伸一さん(平石屋吉田商店 取締役部長/五ツ星お米マイスター)

審査員手前から、山口昌宏さん(栃木県農業試験場研究開発部 水稲研究室長)、星 一好さん(栃木県農政部経営技術課技術指導班主査)、福田悦孝さん(JA全農とちぎパールライス部品質管理室長)

審査結果

※金賞・銀賞は順不同です

大 賞
菊地 栄一 (那須烏山市/JAなす南)
◆ 金 賞
・磯藤 敏也  (さくら市/JAしおのや)
・片岡 純雄 (さくら市/JAしおのや)
・岡 耕一 (那珂川町/JAなす南)
・株式会社アグリファーム田代  (大田原市/食料集荷協)
◆ 銀 賞
・渡邊 公三 (那珂川町/JAなす南)
・小塚 雅弘 (宇都宮市/JAうつのみや)
・小堀 清 (益子町/JAはが野)
・谷中 和一 (茂木町/JAはが野)
・小塙 誠一 (市貝町/食料集荷協)

受賞者のみなさん
みごと大賞を受賞者した菊地栄一さん(那須烏山市・JAなす南所属)

〈菊地さんの大賞受賞コメント〉
「本当に毎日毎日、朝起きたら朝飯前に20キロくらい田んぼの水管理に一回りして、作物の顔をじっくり見ながら自分なりに一生懸命育ててきました。今年は天候が大変でしたが、頑張ってきた結果として、今日、こんなに素晴らしい賞をいただけてとても嬉しいです。私の経営は今年で終わり、来年1月から息子に経営を任せることにしています。私の代の最後にこんな素晴らしい賞をいただき、自信を持って息子に譲ることができることは、本当にありがたいです。
とちぎの星は、とても作りやすく、とてもおいしい米だと思っています。うちは、とちぎの星ができた初年度からつくっていて、メインで10町歩以上作っています。どんどん皆さんにも作付を増やしていってもらいたいですね。みんなでとちぎの星のランクを上げていけるよう、そしてコンテストの機会を利用してPRをどんどんしていただけるよう、私たちも頑張っていきます!みんなで、全国にとちぎの星を広めていきましょう!『私は、とちぎの星、愛しています!』

金賞受賞者(左から):株式会社アグリファーム田代(大田原市)・岡耕一さん(那珂川町/代理)・片岡純雄さん(さくら市)・磯藤敏也さん(さくら市)

銀賞受賞者(左から):小塙誠一さん(市貝町)・谷中和一さん(茂木町)・小堀 清さん(益子町)・小塚雅弘さん(宇都宮市)・渡邊公三さん(那珂川町/代理)

受賞した「とちぎの星」大賞1点・金賞4点・銀賞5点

🔳10点の受賞米は、1kg詰め真空パックにしてこれから広くプロモーションに活用されます!

受賞者のみなさま、おめでとうございました!


五ツ星お米マイスター・渋谷梨絵さんに伺いました

「私はとちぎの星がデビューした頃からずっと食べさせて頂いていますが、年々美味しくなっていると感じていました。今年は全国的にコメづくりは高温が続いて大変な年でした。そんな中でも、これだけのおいしいお米をこのコンテストに出品されてきたということは、とちぎの星の品種が高温に強いということが実証されたのではないでしょうか。選定された10品どれもが、甲乙つけ難い評価だったと思います。昨年のコンテストでも思いましたが、本当にとちぎの農家さんの努力はすごいなと感動させられました!」

澁谷梨絵さんの店舗「東急百貨店たまプラーザ店」で受賞米を販売!

株式会社シブヤ(本社:千葉県松戸市)が展開するお米専門店「米処 結米屋」(こめどころ ゆめや)6店舗のうちの1店舗、東急百貨店たまプラーザ店で、「令和5年度とちぎ星食味コンテスト」受賞米が売されています!


受賞米パッケージのラベルデザインは染織画家・西形 彩さん!

受賞された大賞・金賞・銀賞のお米は、「とちぎの星」プレミアムとして広くプロモーションに使用されます。このパッケージのラベルをデザインしてくれたのは、1月31日にとちぎ未来大使に委託された染織画家で栃木県伝統工芸士でもある西形 彩さんです。デザインのコンセプトは、「お米が育つ上で必要な太陽をはじめ、土、水、稲の緑、様々な自然界の恵みの色をイメージしました」とのことです。

2024年1月31日 福田富一知事よりデザインをしていただいた西形 彩さんへ、コンテスト受賞米(大賞・金賞・銀賞)ギフトセットとトートバッグが贈られました。この日、西形さんの「とちぎ未来大使」委託式が行われました。

令和5年度 とちぎの星食味コンテスト大賞・金賞・銀賞(各1kg)ギフトセット

令和5年度 とちぎの星食味コンテスト大賞・金賞・銀賞の2合パック(2合/300g)

ギフトセットには、西形彩さんデザインのラベルがプリントされたトートバッグが付いています


「五ツ星お米マイスター・澁谷梨絵さんにズバリ聞いちゃいました」

渋谷梨絵さんにとちぎ農産物マーケティング協会の船越直美がインタビューしました。(2022年度食味コンテストより)

「とちぎの星」って、どんなお米?

栃木県は、お米の収穫量全国第8位。関東屈指の米どころです。
コシヒカリのほか、とちぎの星やなすひかりといった栃木県オリジナルの品種も作られています。
その中でも、「とちぎの星」は、2015年に登場した栃木県オリジナル品種で、令和元年に行われた宮中行事 “大嘗祭(だいじょうさい)”に「とちぎの星」が供納されました。
大粒で粒がしっかりしていて甘みが強く、冷めてもおいしいのが特徴です。

※詳しくは「とちぎのお米」でご覧ください

抜穂の儀


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